GROWN ALCHEMISTのフェイシャルを体験。メルボルン発 ナチュラル&バイオテクノロジースキンケア
- madoka natsume
- 4 日前
- 読了時間: 4分

メルボルンで肌を整える、“錬金術”のようなひととき
街路樹の葉がゆるやかに色づき始める秋のメルボルン。肌もまた、静かに衣替えのタイミングを迎えていました。季節の変わり目、とくに秋から冬は、丁寧なスキンケアが増すとなので、GROWN ALCHEMIST(グロウン アルケミスト)の“リテールラボ”へと足を運びました。
場所は、王立展示館やカールトン庭園の近く。むき出しのレンガ造りの建物にひっそりと佇んでいて、通りすがりでは見逃してしまいそうな静けさをまとっています。
“自然”と“科学”が調和する、進化系ナチュラル
GROWN ALCHEMISTは、2008年にメルボルンで誕生したスキンケアブランドです。発酵や植物細胞培養、酵素などのバイオテクノロジーを融合し、自然の恵みを最先端の技術で引き出す“進化系ナチュラル”ともいえるコンセプトが特徴です。

ナチュラルコスメの枠を越えて、肌そのものの再生力にアプローチしてくれるブランドで、現在はロンドンや香港などにも店舗を展開し、世界40か国以上で展開されています。
残念ながら、まだ日本には上陸していませんが、だからこそ、メルボルンにいる今、この体験が特別なものになると感じました。
実験室のような静けさと、ビーカーに入ったお茶
店内に入ると、ステンレスとコンクリートが調和した無機質な空間に、天窓から自然光がやわらかく差し込んでいました。製品はステンレスのスツールの上に整然と並べられ、まるで実験器具のように美しく佇んでいます。
予約名を伝えると、スタッフの方が小さなビーカーに淹れたハーブティーを出してくださいました。その遊び心と味の確かさに、早くもこの空間への信頼が芽生えました。

アンチエイジングに特化した「REGENERATING FACIAL」
私が予約したのは、5つのフェイシャルコースの中でもエイジングケアに特化した「REGENERATING FACIAL」(所要時間約1時間・190ドル)。コラーゲンとエラスチンの生成を促し、ハリと弾力のある肌へ導いてくれるコースです。
事前のカウンセリングでは、アレルギーの有無や肌悩み、マッサージの圧などを丁寧にヒアリングしていただきました。私は、目もとの乾燥、シミ、ほうれい線などのサインが気になることを伝えました。
肌の奥深くに届く、研ぎ澄まされたタッチ
トリートメントルームはラボの奥、別棟の建物にありました。すべて個室になっていて、私が案内されたのは一番奥の部屋。無機質な銀色の壁に、ベッドが一台。余白を美しく活かした、研ぎ澄まされた空間でした。

施術は、クレンジングからはじまり、細かな粒子のスクラブで角質をやさしくオフ。その後、保湿マスクを経て、いよいよハンドマッサージへと移っていきました。
しっかりと圧のかかったタッチで、頬やかみ合わせ部分のコリを丁寧にほぐしてくださり、さらに冷たいローラーやカッピングを用いてリンパの流れを促していきます。日本のエステに比べてより深部へアプローチしている感覚があり、肌が内側から目覚めていくような気持ちよさでした。
デコルテ、肩、腕、手のひらまでしっかりケアしていただき、全身のめぐりが整っていくのを実感できました。
施術中に使用された製品は以下の通りです(一部):
Enzyme Masque
Age Repair Gel Masque
Regenerating Facial Serum
Regenerating Night Cream

鏡の中にうつる肌が、静かに、凛とする
トリートメントが終わり、鏡を見ると、肌の輪郭がすっきり。
顔全体のむくみが取れたような軽さがあり、くすみが和らぎ透明感も感じられます。
目元の乾燥も落ち着き、顔色がやわらかくトーンアップして見えました。
メルボルンで、肌に深呼吸を
GROWN ALCHEMISTのフェイシャルトリートメントは、単なる“整える”を超えて、“目覚めさせる”という言葉がしっくりきます。自然と科学のちょうど真ん中を行くような、絶妙なバランス感覚。その洗練された佇まいと完璧な施術が、このブランドを唯一無二の存在にしているのかも知れません。
メルボルンに暮らしている方にも、旅で訪れる方にも、ぜひ一度体験していただきたいラボです。
【予約方法・アクセス情報】
予約方法:公式サイトよりオンライン予約(英語対応)
所在地:Carlton, Melbourne VIC(正確な住所はGROWN ALCHEMIST公式サイト参照)
最寄りトラム:Lygon St付近下車 徒歩5分
※最新情報は公式サイトで確認を。
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