メルボルンの暮らしで、唯一、どうしても慣れないのがシャワーでの生活。湯船に浸からないことがこんなにも切なく、恋しくなるとは思いませんでした。とはいえ、バスタブのあるアパートへ引っ越す余裕もありませんし、日本にはない『HOT WATER』という謎すぎる光熱費もかかりますから、仮にあったとしても毎日は入れないのが現実。
そこで、私は考えました。
“そうだ、バスグッズを快適にしよう”。
シャンプー&コンディショナーにはじまり、ボディソープ、クレンジングなど、“自分を幸せな気持ちにしてくれるもの”にこだわりました。そんな時、足りないものがありました。それが、からだを洗うためのお道具でした。
泡立ちがいいスポンジに目がいきましたが、ほとんどがナイロン製のため肌に負担がかかるので却下。セフォラ、メッカなどで物色しましたが、値段が高い割にはどうもピンとこないのです。
“そうだ、ケミストにあるかも”。
日本で言うところの“マツモトキヨシ”のようなドラッグストアで、ありとあらゆるビューティプロダクトが売っています。
店内をくまなくチェックしていると、気になるものを見つけました。
それが、『NATURAL BEAUTY』。
タオルやブラシなど数種類ありまして、まずはフェイス&ボディクロスを試してみることにしました。
大きさは20㎝×20㎝の正方形で、手ぬぐい感覚で使えます。
お湯で濡らし軽くしぼった後に、石けんで軽く揉みこむと細かい、滑らかな泡だち。
首、デコルテ、そして二の腕と上半身から丁寧に洗います。
素材を見ると、ラミーやジュートといった麻、竹でできているそう。どうりで、水はけがいいというか、吸収性に優れています。感触としては、タオルよりも少しだけしっかりしていて、“洗っている感覚”があるのが嬉しいところ。
洗い上がりの肌もつるんとしていて、余分な角質が落ちているせいか、すべすべに。
ただ、このタオル、残念なところがひとつだけありました。サイズが小さいので、背中まで十分に洗えないのです。
皮脂腺が集まる背中は、きちんと汚れを落とさないとニキビや吹き出物の原因になります。
そして、背中用として購入したのが、バスストラップ。こちらもタオルと同じ素材でできています。さっそく試してみると、その使いやすさに感動しきり。両端にある取っ手に手を通し、上下にゆっくりと動かします。ちょうどいい長さといい、硬さといい、クッションといい、文句の言いようがありません。
使い良すぎるせいか、ついつい力(圧)を入れてしまいたくなりますが、洗い過ぎるのは肌への負担となりますから、くれぐれもご注意を。
やさしく、やさしく洗ってくださいね。
それにしても、両品ともに10ドルを切っているというお財布にやさしいお値段。しかも、エコフレンドリーなブランドですから、地球にもやさしい。
ミトンやフットケアもありますから、少しずつ買いそろえたいと思います。
手前:ナチュラル ビューティ ラミーバスストラップ 6.99ドル
奥:ナチュラル ビューティ バンブー ラミーフェイス&ボディクロス 7.98ドル
【Where do you buy?】
ケミスト ウェアハウス
【ABOUT BRAND】
エコフレンドリーかつ、できる限りナチュラルな製品づくりを心がけている。竹、ラミー、フラックス、ジュート(いずれも麻の一種)など、再生可能な自然由来の製品にこだわりながら、品質のよい製品を消費者に届けている。バス製品のほか、ヘアケア(ブラシやコーム)なども販売している。
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